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一咳
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いちがい
ふりがな文庫
“
一咳
(
いちがい
)” の例文
松本は
咳
(
がい
)
一咳
(
いちがい
)
しつ「我が
鍛工
(
かぢこう
)
組合の評議員篠田長二君の身上に
就
(
つい
)
て、一個の動議を提出するんですから、先づ同君に
向
(
むかつ
)
て暫時退席を要求致します」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
喝采
(
やんや
)
の声のうちに渠は
徐
(
しず
)
かに
面
(
おもて
)
を
擡
(
もた
)
げて、情を含みて浅笑せり。口上は扇を
挙
(
あ
)
げて
一咳
(
いちがい
)
し
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
人間同志の今の不安を見過し得ない
憂世
(
ゆうせい
)
の血が、その底を流れている。
咳
(
がい
)
一咳
(
いちがい
)
して
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村山課長、一わたり机の上の整理が済むと、エヘンと
一咳
(
いちがい
)
して、拍子の悪い
接吻
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
媒妁は
一咳
(
いちがい
)
してやおら立上った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥