“一二”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちに44.4%
いんに11.1%
おいちに11.1%
ひとつふたつ11.1%
ひとふたつ11.1%
ヒトリフタリ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、一二いちに時間ばかり、亀は死にものぐるいで走りつづけたのです。そしてついに競走は亀が勝ってしまいました。
兎と亀 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
さうでせう、雀部さん? 一二いんにが二は昔から一二が二だもの。………
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そんな事は、まだその頃ありました、精盛薬館、一二おいちにを、掛売で談ずるだけの、余裕があっていう事です。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
僕はその時初めて恋の楽しさとかなしさとを知りました、二月ばかりというものはまるで夢のように過ぎましたが、その中の出来事の一二ひとつふたつ安価やすくない幕をはなすと先ずこんなこともありましたっケ
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
自分はその一二ひとふたつを受けながら、シナの水兵は今時分定めて旅順りょじゅん威海衛いかいえいおおへこみにへこんでいるだろう、一つ彼奴きゃつらの万歳を祝してやろうではないかと言うとそれはおもしろいと
遺言 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
故是以子心成(伊自)子(爾波)可在此心不失(自氐)明浄心以仕奉(止自氐奈母)男女并一二ヒトリフタリ治賜……下略……(続日本紀、聖武紀)