“いちに”の漢字の書き方と例文
語句割合
一二100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一二いちにというわけで、足を揃えて歩むがごとき習い方をする書家の書道は、個々について見ますとき、誠に不見識で、是非とも百人が百人違った結果の字を書かなければならぬと思います。
あの恐るべき饒舌の何の名残も、あの金扇や日の丸の朱も、チョビ髭も、サーベルも、金モールも、お一二いちにの帽子も、何一つとして、其処には影の影だにとどめて居らないのだ。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)