“一一”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちいち71.4%
いち/\28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どの格納庫にも幾つかの飛行機が納められて居て一一いちいち様式がちがつて居る。墜落して壊れたのもある。不備な所を修繕して居るのもある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
らちもない対話をしているのに、一一いちいちことばに応じて、一一の表情筋の顫動せんどうが現れる。Naifナイイフ な小曲に sensibleサンシイブル な伴奏がある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
翁はみづから案内して数室にわたる自分の製作を観せ、「う感じるか、自分はこの部分がいと思ふ。これは不充分だ」などと一一いち/\謙遜する所なく自讃して聞かせた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
一一いち/\見れば捨てがたし。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)