“むぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
65.3%
20.4%
武儀10.2%
素麺2.0%
麦秋2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとむぎばたけで、やぶれがさをかぶって手足てあしをひろげた、鳥追とりおいのかかしが、よるやすまずに、ばんをするのを、おとうとが、まねているのでした。
戦争はぼくをおとなにした (新字新仮名) / 小川未明(著)
むぎ一箱、いゑのいも(里芋さといも)一かご、うり一籠、はたもの、六月三日に給ひ候ひしを、今迄御返事申候はざりし事恐入おそれいりさふらふ
南下して今のミノの武儀むぎ郡を中心にミノのほぼ各郡と伊那にもミヤコか行宮あんぐうがちらばっており、一人の王様の南下の順路にいくつも出来たり、別の代の王様の居城であったり、色々のようだ。
飛騨の顔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
座って素麺むぎをたべてゐる
春と修羅 第三集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
麦秋むぎ頃まで空倉あきぐらで、色々な農具が投げ込んでありまして出入りがはげしゅう御座いますので、若い者がウッカリして窓を明け放しにしておく事がチョイチョイ御座いました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)