“なまえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姓名47.4%
名前39.5%
生酔5.3%
題号2.6%
経題2.6%
苗字2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれかい。おれは先刻さっき君も見たラ・ベル・フィユという二檣にしょう帆船の運転士だがね、姓名なまえは……聞きたければ教えてもいいが」
おに七と呼ばれてはいるが、名前なまえとはまったくちがった、すっきりとした男前おとこまえの、いたてのまげ川風かわかぜかせた格好かっこうは、如何いかにも颯爽さっそうとしていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
本性ほんしょうたがわぬ生酔なまえいの口は、酒よりもなめらかなり。千々岩は黙然としいる武男を流眸ながしめに見て、「○○○○、確か青物町あおものちょうの。あれは一時もうかったそうじゃないか」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
で、私も便宜上、そういう約束に従って、序論はしがきとして、この『心経』の題号なまえについて、いささかお話ししておきたいと存じます。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
必ず最初に「題号解釈だいごうげしゃく」といって、まず題号なまえの解釈をする習慣ならいになっています。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
心経の名前 ここに『般若心経はんにゃしんぎょう』の講義をするに当りまして、最初にはしがきとして、『心経』の経題なまえすなわち『般若心経』という名前について、お話ししておきたいと思います。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「でもござりましょうが、それでは、手前どもの気が済みません。痛み入りまするが、せめておところとお苗字なまえだけは——。」