“けっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
結果46.5%
闕下30.2%
結跏16.3%
結伽2.3%
結痂2.3%
血河2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸の開城かいじょうその事はなはにして当局者の心事しんじかいすべからずといえども、かくその出来上できあがりたる結果けっかを見れば大成功だいせいこうと認めざるを得ず。
太祖が孝孺を愛重せしは、前後召見のあいだおいて、たま/\仇家きゅうかためるいせられて孝孺の闕下けっか械送かいそうせられし時、太祖そのを記し居たまいてことゆるされしことあるに徴しても明らかなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
結跏けっか参禅の修業も打開し能わざるものが今こそかれの眼前にあらわれた、さんらんたる光輝を放って今こそかれの面前にあらわれたのだ。
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
びっこ結伽けっかのできなかった大燈国師が臨終に、今日こそ、わが言う通りになれと満足でない足をみしりと折って鮮血が法衣を染めるにも頓着とんじゃくなく座禅のまま往生したのも一例であります。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
予は初めは和服にて蕨採りに出でし際に、小虫を耐忍する事一時ひとときばかりなるも、面部は一体に腫れ、殊に眼胞まぶたは腫れて、両眼を開く事能わず、手足も共に皮膚は腫脹しゅちょう結痂けっかとにてあだか頑癬かさの如し。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
そして! その屍山しざん血河けっかをへだてて、宿業しゅくごうにつながる二つの刀が、慕いあってすすり泣く……!
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)