“うじざね”の漢字の書き方と例文
語句割合
氏真100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊勢境はしずまり、織田家とは同盟し、今川氏真うじざねはわれに屈して、いささか領土も拡まり、日常、家中一般の生計も、むかしのような窮乏もなくなってから、自然
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むしろ、好機くべからずとして、活溌な外交と、兵力を用いて、今川義元のあとの——今川氏真うじざねの勢力を、駿河するが遠江とおとうみの二国からまったく駆逐くちくしてしまったのである。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
氏真うじざねは、暗愚だったので、徳川家へも、武田家へも、兵を向けられるよい口実を多く与えていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)