“ミチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:みち
語句割合
海驢40.0%
20.0%
海豹20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海驢ミチの皮を重ねて居る王宮の様などに、憧れ心地が仄めいて居る。
さうして其処ソコで、まどろんで居る中に、悠々ウラウラと長い春の日も、暮れてしまつた。嬢子は、家路と思ふミチを、あちこち歩いて見た。脚はイバラトゲにさゝれ、袖は、木のズハエにひき裂かれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
むちは獣類の名となつて、海豹ミチ・貉などの精霊に、つちは蛇・雷などの名となつた。モチもひよつとすると、霊代になるものだから、むち・いつ・うつの系統かも知れぬ。なども神名であらう。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
謝名城ジナグスク大宜味オホギミ村)の海神祭ウンジヤミのおもろには「ねらやじゆ〔潮〕すい、みなと〔湊〕じゆミチゆい……」とあつて、沖あひの事をすらしい。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)