“ナビ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:なび
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲がきれ、光りのしづまつた山の端は、細く金の外輪をナビかして居た。其時、男嶽ヲノカミ女嶽メノカミの峰の間に、あり/\と浮き出た 髪 頭 肩 胸——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
安定ノ三郡ヲ攻取セメトリ、ソノ威、遠近ヲナビカセ、大軍スデニ祁山キザンニ出デ、渭水イスイノ西ニ陣取リケレバ、諸方ノ早馬洛陽ラクヨウヘ急ヲ告ゲルコト、霏々ヒヒ雪ノ飛ブガ如シ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
打ちナビき春さりらし。山のの遠き木末コヌレの咲き行く 見れば(万葉巻十)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)