“渭水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いすい75.0%
イスイ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
政陽せいよう郡の東南に法喜寺ほうきじという寺があって、まさに渭水いすいの西に当っていた。唐の元和げんなの末年に、その寺の僧がしばしば同じ夢をみた。
彼の部下も今では、故国の蜀を恋う者が多く、祁山きざん渭水いすいの戦況を聞くにつけ、なぜ蜀を離れたかを、今ではいたく後悔している。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
安定ノ三郡ヲ攻取セメトリ、ソノ威、遠近ヲナビカセ、大軍スデニ祁山キザンニ出デ、渭水イスイノ西ニ陣取リケレバ、諸方ノ早馬洛陽ラクヨウヘ急ヲ告ゲルコト、霏々ヒヒ雪ノ飛ブガ如シ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汝ラ二隊ハココヲ捨テテ司馬懿シバイガ後ニセル渭水イスイノ魏本陣ヲ衝ケ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)