“スス”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:すす
語句割合
25.0%
煙墨25.0%
25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
織田中将信忠、情ヲベテ、敢テススム。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは一本の木も草もない、荒涼たる硬炭焼滓ボタかすだらけの起伏と、煙墨ススだらけの煉瓦や、石塊や、廃材等々々が作る、陰惨な投影の大集団であった。
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
風がウナつて過ぎたと思ふと、其高いスキから、どつと吹き込んで来た。ばら/″\落ちかゝるのは、ススがこぼれるのだらう。明王の前の灯が、一時イツトキかつと明るくなつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ススケはササワケの転訛であろうか。或は元からススケ峰(ススケ峰)と唱えているのを殊更に笹分と漢字をてたものかも知れぬ。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)