“りそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
理想58.8%
利爪11.8%
梨棗11.8%
李宗5.9%
理宗5.9%
離騒5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その心配しんぱい道理どうりである。が、おじいさんは、ほんとうにそうした理想りそう世界せかいっているのだろうか。」と、冒険好ぼうけんずきな、ケーがんがいいました。
がん (新字新仮名) / 小川未明(著)
これ彼得ペートル大帝の宿志しゅくしを成せし一端にして、爾来じらい露国は一方においては亜米利加アメリカの西北なるアラスカを占領し、他方においては亜細亜アジアの東北を掩有えんゆうし、既にその利爪りそうわが千島に及べり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
『墓所一覧』の梨棗りそうのぼせられしは文政紀元の春なること人の知るところなり。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
李宗りそうが楚州の刺史しし(州の長官)となっている時、その郡ちゅうにひとりの尼がありまして、ある日、町なかをあるいていると、たちまち大地に坐ったままで動かなくなりました。
そう理宗りそう皇帝のとき、浙江せっこううしおがあふれてこう州の都をおかし、水はひさしく退かないので、朝野の人びとも不安を感じた。
支那の文学は『離騒りそう』を始めとして韓柳かんりゅうの文李杜りとの詩に至るまで皆副業の産物なり。西洋の文学を見るもモリエールは旅役者なりけり。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)