“ゆうづき”の漢字の書き方と例文
語句割合
夕月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊吹のうえに夕月ゆうづきを見ながら、秀吉は長浜城へ帰った。もちろん佐吉もその日から彼のうしろに従っていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その夕月ゆうづきひかりしたに、おのがあわかげみながら、言葉ことばのあやも面白おもしろおかしく、いつおどりつ来懸きかかったのは、この春頃はるごろから江戸中えどじゅうを、くまなくあるまわっている飴売土平あめうりどへい。まだ三十にはならないであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)