“もののふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モノノフ
語句割合
武士61.8%
武夫29.1%
物部3.6%
武人3.6%
戦人1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ今夜と違っておられます事は尼様達のお祈祷いのりの代りにたけりに猛る武士もののふのひしめきあらぶ声々こえごえが聞こえていたことでござります
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
庭師の扮装はしているが、決して尋常な庭師ではなく、いずれも名ある武夫もののふが何か世を忍ぶ理由わけがあって、そんな姿にやつしているのであろう。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ゆき負ひて太刀を佩きたる物部もののふのよそほひしたる山ざくら花
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
ついでにちょっとくわえてきますが、そのころみこと直属ちょくぞく部下ぶかもうしますのは、いつもこれくらい小人数こにんずうでしかなかったそうで、いざ戦闘たたかいとなれば、いずれの土地とちられましても、附近あたり武人もののふどもが
星あかりの道に酔いれて、館へ帰る戦人もののふの、まぼろしの憂ひをたれぞ知る、行けルージャの女子達……私はホメロス調の緩急韻で歌ったが
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)