“もくひょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目標77.8%
木標22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうこれでは親方も承知しょうちしてくれるだろう。そうしてこれはわたしにとって大きな希望きぼう目標もくひょうになった。
機動演習きどうえんしゅう目標もくひょうかと思うたら、其れは京王電鉄けいおうでんてつが沿線繁栄策の一として、ゆく/\東京市の寺院墓地を移す為めに買収ばいしゅうしはじめた敷地しきち二十万坪をしきる目標の一つであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いずれも三尺に満たぬ木標もくひょうが建られていた。古いのは腐ってしまい、二三年前のものは、墨痕すみあとが雨風に消えて、根元が腐りかけてかしがっている。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
お墓参りの二人の者もそれを知らず、まだ新しい木標もくひょうの前に近づくと、二人のうち、案内に立ったお屋敷風の小娘が
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)