“むじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ムジン
語句割合
無尽61.3%
無人22.6%
無盡9.7%
無塵3.2%
無尽講3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんだかこはいやうね。——さうさう、いつかあつたぢやないの? 千円かの無尽むじんにあたつて発狂はつきやうしたといふおぢいさんが……」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
無人むじんきょうだった。ただどの店も、いつものように明かるい照明の下に美しく品物をかざっていた。ふしぎな光景だった。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
昨夜ゆうべといふ昨夜、不思議に無盡むじんが當つて五十兩の金が入つたさうで、此家の主人には古い借りがあつて、毎日氣にして居たが、死んだのを宜いことにして拂はないと思はれちや
無塵むじんころもみづおび
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
金兵衛さんの事までもスッカリ……毎月二十五日が本郷の無尽講むじんの寄合なので、帳面とお金を持って行かれる。その帰りに電車であたしの所へ見える事まで話しました。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)