“発狂”のいろいろな読み方と例文
旧字:發狂
読み方割合
はっきょう75.0%
きちがひ12.5%
はつきやう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、そのあい間には、血に染まった手で、何度となく、鬢の毛をかきむしった。——修理は既に、発狂はっきょうしていたのである。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
娘ははやく見たく物をしかけたるをもうちおきてひらき見れば、いかにしてかぜにほどなるすゝいろのしみあるをみて、かゝさまいかにせんかなしやとてちゞみかほにあてゝ哭倒なきたふれけるが、これより発狂きちがひとなり
なんだかこはいやうね。——さうさう、いつかあつたぢやないの? 千円かの無尽むじんにあたつて発狂はつきやうしたといふおぢいさんが……」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)