“まゆみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マユミ
語句割合
45.5%
真弓31.8%
檀弓9.1%
眞弓9.1%
桃葉衛矛4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その岸のほとりに、まゆみの大きな木が茂っていた。黄と紫とに染め分けた小さな花を一杯つけていたが、既に果実を結んでるのもあって、紅い果肉も見えていた。
山吹の花 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
覚悟で『ウルフ』の身辺しんぺんにつきまとっている紅子べにこというモダン娘、もう一人は、紅子の密書を拾って逸早いちはやく僕のところへ通報して寄越した真弓まゆみという若い女
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼女自身、壁代かべしろに寄せかけて置いた白木の檀弓まゆみをとり上げて居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
マウパツサンの墓の上には桃葉衛矛まゆみ狗骨ひいらぎとを植ゑ、うしろの碑には名のみを太く書き、碑の前には開いた書物の形をした鋳銅ちうどうの上に生歿のとしだけを記したものが据ゑてあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)