“ふぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フブキ
語句割合
吹雪96.5%
風雪2.3%
粉雪1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その大きな部屋には、今はただ光の弱い電燈一つだけがビールのせんの上で輝いていた。外もやはりまだ深い暗闇で、吹雪ふぶきのようだった。
(新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
帰りは風雪ふぶきになっていました。二人は毛布けっとの中で抱き合わんばかりにして、サクサクと積もる雪を踏みながら、私はほとんど夢ごこちになって寒さも忘れ、木村とはろくろく口もきかずに帰りました。
あの時分 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
バルチック海から吹き渡って来る酷風が、街の粉雪ふぶきの裾をななめに煽る。
伯林の降誕祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)