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ふとりしまり
扨雑誌は
益〻売れるのであつたが、
会計の
不取締と
一つには
卸売に
行かせた
親仁が
篤実さうに見えて、実は
甚だ
太い
奴であつたのを知らずに
居た
為に、
此奴に
余程好いやうな事を
為れたのです
叔父の留守に
不取締が有ッちゃ
我が済まん、
明日厳しく叔母に……
得ざる事共にて甚だ家事
不取締なることなり殊に其家來は家の重役と云ひ先代より
召使ひし者の趣きなれば
旁々以て
怪敷ことに思はるゝ併し家來の儀は兎も角も子息の
行方知れざることは一寸の
間も
打捨置れざる儀ゆゑ主税之助
自分參向有られるやうに早々
罷り歸りて
急度申聞べしと申渡され内記殿には