“ふっしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
払拭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恋慕の情とを忘れてしまいたい、心の奥に映っているかの人の美貌を払拭ふっしょくして、煩悩ぼんのうを断ち切ってしまいたい、自分の行為は狂的に見えるかも知れないけれども、自分は今
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
のろわばあな二つだ!」と、かれは、いいながら、石塊せきかいげつけて、一げきのもとに、かえるもとかげももろともに粉砕ふんさいして、まえまわしい光景こうけい払拭ふっしょくしようとあせったのです。
『おしばい』とか『絵そらごと』とかいう感じを払拭ふっしょくすることができません。
影男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)