“ひとすぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一筋41.1%
一条25.0%
一條25.0%
一線5.4%
一道1.8%
一綫1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さけといつてもれた分量ぶんりやうであるが、それでもわら一筋ひとすぢづつをきざんで仕事しごとまうけにのみ手頼たよかれふところかなしくした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すべて雪道は人のふみかためたるあとのみをゆきゝするゆゑ、いかなる広き所も道は一条ひとすぢにて其外そのほかをふめばこしをこえて雪にふみ入る也。
涯もない曠野、海に起伏おきふす波に似て、見ゆる限りの青草の中に、幅二尺許りの、唯一條ひとすぢの細道が眞直に走つてゐる。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
水平線のかがやきはぎんを流して一線ひとすぢに。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
○そも/\我郷わがさと雪中の洪水こうずゐ、大かたは初冬と仲春とにあり。このせきといふしゆくは左右人家じんかまへ一道ひとすぢづゝのながれあり、すゑ魚野川うをのかはへ落る、三伏さんふくひでりにもかわく事なき清流水せいりうすゐ也。
いかにするかと引れゆきしにはじめ濘落すべりおちたるほとりにいたり、熊さきにすゝみて自在じざいに雪を掻掘かきほり一道ひとすぢみちをひらく、何方いづくまでもとしたがひゆけば又みちをひらき/\て人の足跡あしあとある所にいたり
浮べる雲の一綫ひとすぢ
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)