“ひきそひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引添100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取せ急がし立れば幼稚のならぜにを貰ひしうれしさに初の不平ふへい何處どこへやらあと引添ひきそひ出行きつ音羽の村へ差掛さしかゝり七丁目まで來りければたしか茲等こゝらと忠兵衞が歩行あるきながら四邊あたりを見たりぬ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さげて居給へり元來もとよりたくみし事なれば天一坊の乘物も此日は此長持に引添ひきそひて來り天一坊は駕籠の中よりこゑかけ酒井殿乘打のりうち御免ごめんと云捨て馳拔はせぬけければ思はずも雅樂頭殿には天一坊にまで下座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
力と頼みて夜道をも子故のやみにたどりつゝ三次が後に引添ひきそひ歸らぬ旅路へ赴むくと虫が知らすか畔傳あぜづたひつたはる因果の耳元みゝもと近く淺草寺の鐘の音も無常むじやうを告る後夜ごやの聲かねて覺悟の早乘三次長脇差ながわきざし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)