“ばり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バリ
語句割合
罵詈74.3%
12.4%
9.7%
1.8%
尿0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(もっと多くの殆ど罵詈ばり雑言)それが誰に対する叫びだったかは云うまでもない。しかしそこにいる人たちは事情を知らなかった。
七日七夜 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
総じて松王は品格上々にて貫目も充分にあり、こたふるところも応へたれど、慾をいへば調子がどす一てんばりなるため、やや変化に乏きをうらみとす。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
それをると、一寸法師いっすんぼうしは、れいのぬいばりかたなをきらりといて、ぴょこんとおにまえんで出ました。そしてありったけの大きなこえてて
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いかばり太刀魚たちうお鉤やべら鉤をかわるがわるに眺めては楽しむ。そんな時、ちぬを釣ってきていねにさしみを作って食べさせたことなど思いだして、きゅうに自分もさしみを食べたくなる。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
へやの奥の押入の前に立てた、新聞ばりの屏風の蔭に、コッソリとうずくまり込みながら、眼の前で、苦しそうに肩で呼吸いきしている福太郎の顔を、一心に見守っていた。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)