“はんきやうらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半狂乱50.0%
半狂亂50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにかな、御身おみ遠方ゑんぱうから、近頃ちかごろ双六すごろく温泉をんせんへ、夫婦ふうふづれで湯治たうぢて、不図ふと山道やまみち内儀ないぎ行衛ゆくゑうしなひ、半狂乱はんきやうらんさがしてござる御仁ごじんかな。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
青年わかもの半狂乱はんきやうらんていで、地韜ぢだんだんで歯噛はがみをした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
女房にようばうせて半狂乱はんきやうらん
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「何んの中毒か知らないが、船の中では皆んな半狂亂はんきやうらんだつたさうだよ。目のくらんだ人間なら、女一人の手でも、二人や三人始末出來ないことはあるまい」