“はなじる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻汁66.7%
洟汁22.2%
鼻涕11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこしばかり青い鼻汁はなじるをたらしかけている。けれど、お時の目には、やっぱり死んだおやじにていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鼻のあなから洟汁はなじるをたらし、口から臭い息を吐き、わきの下からぬる/\した汗を出すこと、体内には糞や尿や膿や血やあぶらが溜ってい、臓腑ぞうふの中には汚物が充満し、いろ/\の虫が集っていること
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それを揉苦茶もみくちゃにしてまた引き延ばし、子供の涙や鼻涕はなじるを拭き取った。
幸福な家庭 (新字新仮名) / 魯迅(著)