“てあひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
44.4%
手合22.2%
16.7%
連中11.1%
徒輩5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
機會を見計つて自分に何か特にお話を請求しようといふ執心のてあひ、髮長き兒も二人三人見える、——總て十一二人。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
これにや一座も、呆気あつけにとられた。——とられた筈さ。そこにゐた手合てあひにや、遊扇いうせんにしろ、蝶兵衛てふべゑにしろ、英語の英の字もわかりやしない。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
いえ、彼處あすこ供待ともまちをしました、あのてあひみんな遊廓くるわのでござりますで、看板かんばんがどれも新地組合しんちくみあひしるし麗々れい/\いてござります。ねえさんたちが心着こゝろづけたでござりませう。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
実業家といふと聞えが好いが近頃の奴は羽織ゴロの方に近い。立派な新教育を受けた若い連中てあひまでが斯様こんな怪しからない所為まねをしたがるから困る。例へば商業学校、あれが少しも役に立ちませんナ。
青年実業家 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
それから我々は何しろ二千五百年の歴史ある国に生まれたのだからエスキモーや西比利亜の徒輩てあひと違つて立派な来歴がある。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)