“だまり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
37.5%
25.0%
沈黙12.5%
無口12.5%
默止12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浴しをはつて榛軒は犢鼻褌とくびこんを著け、跳躍して病人だまりの間を過ぎ、書斎に入つた。上原も亦主人に倣つて、こんを著け、跳躍して溜の間に入つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
だからお前もうおだまり。皆に厭な顔をせぬがい。8795
彼等はさっきから沈黙だまりくらべでもしてゐるらしく、てんでに素気ない顔をしてゐた。だが、その重苦しい気分に反抗するために、一人の男の濃い眉は時々無意識に動いた。
三人 (新字旧仮名) / 原民喜(著)
有名な無口だまり家で、たいがいの用はにやりと笑って済ましておくが、そのかわり物を言う時には必要以上大きな声を発して辺りの人をびっくりさせた。
權三助十默止だまりますまい此一件彦三郎申分相立候樣に御慈悲おじひを願ひ奉つると云ふに八右衞門彦三郎も進出すゝみいでごん三助十諸共もろともかまびすしくこそ申けれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)