“たかまがはら”の漢字の書き方と例文
語句割合
高天原100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は風雨も、山々も、あるいはまた高天原たかまがはらの国も忘れて、洞穴をめた脂粉しふんの気のなかに、全く沈湎ちんめんしているようであった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
高天原たかまがはら神界しんかいから一だんくだったところが、りもなおさずわれわれの大地だいち神界しんかいで、ここに君臨くんりんあそばすのが、もうすまでもなく皇孫命様こうそんのみことさまにあらせられます。
たとえば沖縄のオボツカクラは、ちょうど本州の高天原たかまがはらに相当するものらしいが、あれに比べるとなお一段と茫漠ぼうばくとしていて、ほとんと地理上の概念ともいうことができない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)