“たいご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隊伍61.5%
大悟30.8%
体悟2.6%
大期2.6%
大語2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
服装の点検が終ると、一列縦隊に隊伍たいごを組み、足並みそろえ、れいの行礼歩調というやつで、岡から浜のほうへ降りて行く。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この無感情が、大悟たいごの無表現ででもあったならえらいものであるが、彼の場合は、現れたとおりの、懸値かけねなしであるからまことにあわれというほかはない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尊氏は救われざる愚昧ぐまいな弟子の身を、陣中で、師のに詫びたことであろう。あんなにも師の鉗鎚けんついにたたかれてきた禅。毛穴の一つにもそれが体悟たいごされていただろうか。恥かしい。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
支考しこう乙州いっしゅうら、去来きょらいに何かささやきければ、去来心得て、病床の機嫌きげんをはからい申していう。古来より鴻名こうめい宗師そうし、多く大期たいご辞世じせい有り。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
が、この乳臭児は、ふたつの呆れ顔を前において、なお烈々れつれつ大語たいごしてやまなかった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)