“しょくじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
食事52.7%
食餌43.6%
植字1.8%
食時1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きゃくをへやに案内あんないすると、暖炉だんろに火をもやしてたきぎをくべ、台所だいどころでお手伝いにてつだわせて、おかみさんはせっせと食事しょくじのしたくをした。
「この調子で行ったら、あの患者はとてももつまい」と医者は言って、出来るだけいい食餌しょくじを与えるように言い附けた。
当節の文学雑誌の紙質の粗悪に植字しょくじの誤り多く、体裁の卑俗な事も、単に経済的事情のためとのみはいわれまい……。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ここを本陣として置いて食時しょくじならば皆ここに集まつて食ふ、それには皆弁当を開いてどれでも食ふのでもとより彼我ひがの別はない。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)