“さいゆうき”の漢字の書き方と例文
語句割合
西遊記100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから「西遊記さいゆうき」、「椿説弓張月ちんせつゆみはりづき」、「南総里見八犬伝なんそうさとみはっけんでん」などでやや「人情」がかった読み物への入門をした。
科学と文学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
僕のうちの本箱には草双紙くさぞうしがいっぱいつまっていた。僕はもの心のついたころからこれらの草双紙を愛していた。ことに「西遊記さいゆうき」を翻案した「金毘羅利生記こんぴらりしょうき」を愛していた。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
橘南谿たちばななんけいの『西遊記さいゆうき』五に広島の町に家猪多し、形牛の小さきがごとく、肥え膨れて色黒く、毛禿げて不束ふつつかなるものなり、京などに犬のあるごとく、家々町々の軒下に多し、他国にては珍しき物なり