“ごかとく”の漢字の書き方と例文
語句割合
御家督100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、あくまで、われ等の力の及ぶかぎりは、たとえ、千石であろうと、大学様に御家督ごかとくくだたまわるよう、公儀へおすがりすることは当然。それが成る成らぬは天意でござる。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまぶんにてじようさまと御祝言ごしうげん御家督ごかとくひきつぎはやはやきおとしにはあるまじくと大賛成おほさんせいに候、さだめしさだめし其地そのちにはあそばしかけの御用事ごようじ御座ござ候はんしかるべく御取おとりまとめ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私のそばへ来ない算段ばかり遊ばすのですものを、アノ源さま、こちらのうちでも此の間お嬢様がおかくれになって、今はほか御家督ごかとくがありませんから、是非とも御夫婦養子をせねばなりません