“こなたしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
此方衆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(とうなじをすくめて、頭をで)……近頃、此方衆こなたしゅうの前ながら、やかた、剣ヶ峰千蛇ヶ池へ——熊に乗って、黒髪を洗いに来た山女の年増としまがござった。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
玉代ぎょくだいだけ損をしやはれ、此方衆こなたしゅうの見る前で、この女を、海士あまにして慰もうと、月の良い晩でした。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)