“玉代”の読み方と例文
読み方割合
ぎょくだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃芸者買の勘定どの位かと考ふるに、待合席料まちあいせきりょう一円、芸者祝儀枕金しゅうぎまくらがね共二円、玉代ぎょくだい一本二十五銭、女中祝儀三拾銭を以て最低とす。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ごったくやの習慣として、よその店から女を呼ぶと一時間なにがしかの玉代ぎょくだいを取られるが、女にとっては一種の誇りになる。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
玉代ぎょくだいだけ損をしやはれ、此方衆こなたしゅうの見る前で、この女を、海士あまにして慰もうと、月の良い晩でした。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)