“ぎょくだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
玉代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると妻君箪笥たんす抽斗ひきだしから料理屋の受取書を出して、これは先日貴郎あなたのお召物めしものたたんだ時たもとから落ちましたが料理代の外に芸者の玉代ぎょくだいと祝儀立替二円と書いてあります。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
お前のようなはなッたらしが、あたしと遊ぼうなんてそもそもふざけたはなし。……これは今までの玉代ぎょくだいにとっておく。……一昨日おとといおいでと蹴り出され、あげくのはて、五十両の件が露見ばれて家は勘当。
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ごったくやの習慣として、よその店から女を呼ぶと一時間なにがしかの玉代ぎょくだいを取られるが、女にとっては一種の誇りになる。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)