“こさくにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
小作人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたの生徒は貧しい女の子ばかり——小作人こさくにんの子供たちか——上等の部で土地持の百姓の娘たちなんですよ。編物あみもの、裁縫、習字、算術なんぞがあなたの教へねばならぬ全部なんですよ。
幻花子げんくわし種々いろ/\珍品ちんぴんれたことから、地主ぢぬしとの衝突奇談しようとつきだん小作人こさくにんとの大喧嘩おほけんぐわ小南保之助氏こみなみやすのすけし貝塚かひづか奇遇談きぐうだんやら、足立博士あだちはかせ學士時代がくしじだい此所こゝはちされたはなしやら、却々なか/\面白おもしろい。
貧乏びんばふ小作人こさくにんつねとして彼等かれら何時いつでも恐怖心きようふしんおそはれてる。こと地主ぢぬしはゞかることは尋常じんじやうではない。さうして自分じぶんつくきたつた土地とちんでもかぢいてたいほどそれををしむのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)