“けいこやり”の漢字の書き方と例文
語句割合
稽古槍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
才蔵は御岳みたけにつくまで、じゅうぶんうでをきたえておこうというので宿やどへつくと稽古槍けいこやりりて、源次郎をワラ人形にんぎょうのようにきたおす。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世話人は励まして、二人へ同様な稽古槍けいこやりを供えた。小剣士と小剣士との礼儀をするのが、人々を微笑ほほえませた。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
枯れめた初冬の草床くさどこが暖い日だった。物頭ものがしら松平六左衛門の邸内に人がたくさん集まった。門脇から幕が張ってある。朝からずっと、鋭い掛声と、竹刀しない木太刀きだち稽古槍けいこやりの響きなどが続いている。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)