“くろねこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒猫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねこほうも、「そらた。」というなり、三毛猫みけねこ虎猫とらねこ黒猫くろねこ白猫しろねこ、ぶちねこ、きじねこ、どろぼうねこやのらねこまで、これも一門いちもんのこらずきばをとぎそろえてかっていきました。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
嘉ッコは、黒猫くろねこをしっぽでつかまへて、ギッと云ふくらゐに抱いてゐました。向ふ側ではもう学校に行ってゐる嘉ッコの兄さんが、かばんから読本とくほんを出して声を立てて読んでゐました。
十月の末 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「船幽霊」の歌の上に黒猫くろねこが描いてあったり、「離魂病」のところに奇妙なの絵が添えてあったりするのもこの詩人の西欧的な空想と連想の動きの幅員をうかがわせるもののようである。