“きんぺん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キンペン
語句割合
近辺61.5%
近邊30.8%
近所7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母親のおとよ長吉ちやうきち初袷はつあはせ薄着うすぎをしたまゝ、千束町せんぞくまち近辺きんぺん出水でみづの混雑を見にと夕方ゆふがたから夜おそくまで、泥水どろみづの中を歩き𢌞まはつために
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
殊にいつもこの事に馴れきつて居る酒屋の番頭の金切聲といふものは殆んど近邊きんぺん三四軒の家までも聞え渡らうかと思はれる位ゐで
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
「身許を包んでいたわけではありません。ただいま先生にも申し上げましたが、私は、この近所きんぺんの、山伏山のむこう側にあたる田万里たまざとというところの生れで——。」
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)