“きんた”の漢字の書き方と例文
語句割合
金太100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きまして麻布さんの方へお嬢さんが家出をなすった事を知らせにやりまして、金太きんたがようやく先方むこうへ着いたくらいの時に、又ういう変事が出来ましたから、おっかけて人を出し
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
雨も降らないのに、恐ろしく大きな傘を拡げて、その下で飴屋あめやさんが向鉢巻むこうはちまきで、大声でいい立てながら売っています。「飴の中から金太きんたさんが飛んで出る。さあ買ったり買ったり。」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
置いて何処どこかへ行ってしまうと云うじゃアねえか、前の金太きんたの野郎でも達者でいればいが、己も此の頃じゃア眼が悪くなって、思うように難かしい物は指せなくなって居るから困る
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)