“がんくつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岩窟67.6%
巌窟32.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其所そこで、その岩窟がんくつなるものが、そもそんであるかを調しらべる必用ひつようしやうじ、坪井理學博士つぼゐりがくはかせだい一の探檢調査たんけんてうさとなつた。それは九ぐわつ十二にちであつた。
爾後じごうるときは鉄丸をくらい、かっするときは銅汁を飲んで、岩窟がんくつの中に封じられたまま、贖罪しょくざいの期のちるのを待たねばならなかった。
巌窟がんくつにとじこめられて三年、今では、荒れ果てた曠野こうやに捨てられ、一本足の身で生きています。たとえこの身は胡の国で死んでも、魂は決して君のお側を離れぬつもりです」
其様そんなことを否認などしては国家の組織は解体するのであるから、巌窟がんくつに孤独生活でも営んでいる者で無い限りは犠牲ということを疑ってはならぬのが、人間世界の実状である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)