“がびさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
峨眉山71.4%
蛾眉山28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫くはさすがの峨眉山がびさんも、くつがへるかと思ふ位でしたが、その内に耳をもつんざく程、大きな雷鳴がとどろいたと思ふと、空に渦巻いた黒雲の中から、まつ赤な一本の火柱が
杜子春 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
唐土もろこししよく峨眉山がびさんには夏も積雪つもりたるゆきあり。其雪のなか雪蛆せつじよといふ虫ある事山海経さんがいきやうに見えたり。
あんずるに、蛾眉山は唐土の北に峻岳じゆんがくにて、富士にもくらぶべき高山なり。絶頂ぜつてうみね双立ならびたちて八字をなすゆゑ、蛾眉山がびさんといふなり。
あんずるに、蛾眉山は唐土の北に峻岳じゆんがくにて、富士にもくらぶべき高山なり。絶頂ぜつてうみね双立ならびたちて八字をなすゆゑ、蛾眉山がびさんといふなり。
こゝにちか西禅院さいぜんゐん童僧どうそうとほりかゝり、唐詩選たうしせんにておぼえたる蛾眉山がびさんの文字をよみ、これは唐土からの物なりときゝて貧民ひんみんひろひて持かへり、さすがに唐土からの物ときゝてたきゞにもせざりしに
こゝにちか西禅院さいぜんゐん童僧どうそうとほりかゝり、唐詩選たうしせんにておぼえたる蛾眉山がびさんの文字をよみ、これは唐土からの物なりときゝて貧民ひんみんひろひて持かへり、さすがに唐土からの物ときゝてたきゞにもせざりしに