“かけおちもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駈落者78.6%
逃亡者7.1%
欠落者7.1%
駆落者7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駈落者かけおちものは、御法度の筈でございます。捕まえて、日本橋のたもとに、さらし者としてくださるのが、御法だと覚えておりますが。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すかし見るに生憎あひにく曇りて黒白あやめも分ず怖々こは/\ながら蹲踞つぐみ居ればくだんの者は河原へあがより一人の女を下しコレ聞よ逃亡者かけおちものと昨日から付纒つきまとひつゝやう/\と此所へ引摺ひきずこむまでは大にほね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
遣ひ手にも入ず白妙を今失ひては口惜くちをししと追駈おつかけ來り逃亡者かけおちものを渡せばよし萬一渡さずば汝れ迄刀のさびにして遣ると氷の如き一刀引拔ひきぬきつひに重五郎を切殺きりころし心せきたる其餘り煙草たばこ入を落せしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
荷物にも福澤と記さず、コソ/\して往来するその有様ありさまは、欠落者かけおちものが人目を忍び、泥坊どろぼうが逃げてわるようなふうで、誠に面白くない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「なんでもいいから早く出して来う。俺家おらがうちは、代々だいだい駆落者かけおちものなんか出したことのねえ家だ。犬共め!」
栗の花の咲くころ (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)