“おんとき”の漢字の書き方と例文
語句割合
御時100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刀自という名前はその造酒司にあった三つの大酒甕おおさかがめの名として残っていたのが、後三条院ごさんじょういん御時おんときとかの火災に割れてしまったことは、たしか『古事談こじだん』に出ている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
笑う事を学ぶためには、まず増長慢を捨てねばならぬ。世尊せそん御出世ごしゅっせいは我々衆生しゅじょうに、笑う事を教えに来られたのじゃ。大般涅槃だいはつねはん御時おんときにさえ、摩訶伽葉まかかしょうは笑ったではないか?
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
筑後ちくごにはむかし繼體天皇けいたいてんのう御時おんとき磐井いはゐといふつよひとがをつて、朝鮮ちようせん新羅しらぎくに同盟どうめいして、天皇てんのうめいそむいたので、とう/\征伐せいばつされてしまひましたが、このひときてゐる時分じぶんから、いしでおはかつく
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)