“おろそか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
69.2%
粗略15.4%
7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんなに平凡に見えても、誰にでもすぐ出来る技ではありません。それに仕事をおろそかにしないのは、職人の気質でさえありました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
職業しごと粗略おろそかにするは大の嫌ひ、今若し汝の顔でも見たらば又例の青筋を立つるに定つて居るを知らぬでもあるまいに
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
是れ女子第一のつとめ也。夫の教訓有らば其おおせそむくべからず。疑敷うたがわしきことは夫に問ふて其下知げぢに随ふべし。夫問事とうことあらば正しく答べし。其返答おろそかなるは無礼也。夫若し腹立はらだちいかるときは恐れてしたがうべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
独奈ひとりいかんせん、才おろそかニ識浅く加之しかのみならず、単身孤四字消剣、窮困資材ニとぼしき故に成功すみやかならず、然に略海軍の起歩をなす。是老兄の知所なり。数年間東西に奔走し、屡〻故人に遇て路人の如くす。