“おみな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オミナ
語句割合
66.7%
老女11.1%
老媼11.1%
女人11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大殿おおとのより歌絵うたえとおぼしく書たる絵をこれ歌によみなしてたてまつれとおおせありければ、屋のつまにおみなをとこに逢ひたる前に梅花風に従ひて男の直衣のうしの上に散りかかりたるに
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ここに須佐の男の命、その河上に人ありとおもほして、ぎ上り往でまししかば、老夫おきな老女おみなと二人ありて、童女をとめを中に置きて泣く。ここに「汝たちは誰そ」と問ひたまひき。
いましは誰しの老女おみなぞ。何とかもまゐ來つる」と問はしければ、ここに赤猪子答へて白さく
然ありて後に、その御骨を持ちのぼりたまひき。かれ還り上りまして、その老媼を召して、その見失はず、さだかにその地を知れりしことを譽めて、置目おきめ老媼おみなといふ名を賜ひき。
この天皇、その父王市の邊の王の御骨みかばねぎたまふ時に、淡海あふみの國なる賤しき老媼おみなまゐ出て白さく、「王子の御骨を埋みし所は、もはら吾よく知れり。またその御齒もちて知るべし」
ねがひひそめてそがかげに寄りしあて女人おみな
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)