“おしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オシヤ
語句割合
押遣79.2%
推遣20.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小山古き皿を押遣おしやりて新しき皿を引寄せ「これは何だね」主人「それも牡蠣料理だ、牡蠣料理中第一等の美味うまいものでオイスタークリームという。 ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
屍体検案書の書込みの方は後廻しにする決心をしたらしくソッと横の方へ押遣おしやって、屍体台帳の方を繰拡げますと
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
沈み切っていた、職人頭の富さんが、運八に推遣おしやられて坐に返ると、一同みんなも、お神輿みこしの警護が解けたように、飲みがまえで、ずらりとお並びさ、貴方。
団扇うちわで顔を隠さしったなり。背後うしろへ雪のような手をのばして、荷車ごとじいどのを、推遣おしやるようにさっせえた。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)