“おおなまず”の漢字の書き方と例文
語句割合
大鯰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
笠鉾の上には金無垢きんむく烏帽子えぼしを着用いたしました女夫猿めおとざるをあしらい、赤坂今井町は山姥やまうば坂田金時さかたのきんとき、芝愛宕あたご下町は千羽づるに塩みの引き物、四谷大木戸は鹿島かしま明神の大鯰おおなまずで、弓町は大弓
出立の日重井おもいの発言によりて大鯰おおなまずの料理を命じ、ひそかに大官吏を暗殺して内外の福利を進めんことを祝しぬ。かくて午後七時頃神戸行きの船にとうぜしは古井、稲垣および妾の三人なりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「半助さん……」ここで踊屋台をた、昼の姿は、鯉を遊ばせたうすもみじのさざ波であった。いまは、その跡を慕って大鯰おおなまずが池からしずくをひたひたと引いて襲う気勢けはいがある。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)